カスタニャダ=栗のフィエスタ

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PENTAX Imageこの季節、バルセロナの街を歩いていて、
秋だなぁ・・と感じるのが栗(カスターニャ)の屋台。

ふと目を走らせると、焼き栗の隣には郷愁の(?)焼き芋もあり親近感、
ホッと和むスペイン秋の風物詩。PENTAX Imageみんなで集まって焼き栗を食べようね、という習慣が
カスタニャダ(栗のフィエスタ)
スペイン北部を中心とする伝統行事だ。

【焼き栗でフィエスタ】
元々は栗の収穫時に農民が集って収穫を祝うフィエスタだったようで、
栗の産地それぞれで地方行事として発展、
現在も諸聖人の日(11月1日)前後の伝統行事として定着している。

ある年、ハロウィン(10月31日)の夜に屋台で焼き栗を買って帰ろうと思ったら、
老若男女で長蛇の列だった・・という記憶があるけれど、
スペインでのハロウィンは比較的新しい外来文化なので、
年配者には栗のフィエスタの方が浸透している。
ハロウィンの仮装もカーニバルの仮装に比べると注目度は低めのようだ。

カタルーニャ地方では、この日の前後に
焼き栗、焼き芋、そしてこの時季の一口菓子、パナジェッツを食べる習慣がある。
(お菓子の話はまた後日・・)
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【スペインの焼き栗】
栗が弾けないように、一つ一つに切り込みを入れてストーブで焼く。
シンプルでほんのり甘い熱々の焼き栗は、肌寒い日のおやつにピッタリだ。

切り込みが入っているせいか、栗が熱いうちは意外と皮も剥きやすい。
ククルッチョと呼ばれる円錐型の紙袋に12個放り込んでくれて、
値段は3ユーロ位だったかな?

甘栗とは別物だけど、
機会があったら栗その物の美味しさを味わってみてほしい。

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