10月の最後の日は、皆様ご存知の「ハロウィン」ですが、
その翌日11月1日、カトリック国のスペインでは「諸聖人の日」という祝日で、
お墓参りなどして先祖の霊を弔うのが伝統行事です。
日本語じゃピンと来ないけど、英語にしてみると・・
諸聖人の日=オール・ハロウズ(All Hallows)
諸聖人の日の前日=ハロウ・イブ(Hallow Eve)⇒訛って⇒ハロウィン(Halloween)
というわけで、日にちが近いだけじゃない、切っても切れない関係の
2つの霊の記念日(?)について調べてみました。
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【諸聖人の日ってナニ?】
キリスト教会では古くから殉職者の命日を祝っていましたが、
3世紀から始まったキリスト教徒迫害で殉職者も増大・・・
それぞれ別個にお祝いするのが困難に。
そこで年に一度、記念日を決めて、
全ての聖人・殉職者のお祝いをする事になりました。
最初は春~初夏に祝っていましたが、
8世紀の教皇グレゴリオ3世により現在の11月1日=諸聖人の日に制定されました。【ハロウィンの起源】
古代ケルト人にとって、10月31日は大晦日。
この日は夏の終わりの収穫祭、祖先の霊が訪ねて来る日でもある。
ついでにやって来る魔女などの厄介な霊から身を守るべく
かがり火を焚き、作物や動物を捧げていたようだ。
このハロウィン文化はイギリス帝国発のようで
英国の植民地などプロテスタントの英語圏から世界に広まっている。
近頃はカトリック国スペインでも知名度は上がって来たけれど・・・。
【まとめ】
歴史的には、ケルト人のお祭り=ハロウィンの起源の方が古いけど、
(カトリックがハロウィンに日にちを合わせたという話もあるけれど)
その名前は諸聖人の日(オール・ハロウズ)から派生しているという事になる。
ちなみに、ケルト文化の残るアイルランドは
カトリック国(北アイルランドを除く)だけど、ハロウィンも大々的に祝う。
諸聖人の日の話、多分、次回へ続く・・・。
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