諸聖人の日(11月1日)の前後には栗や芋を食べる習慣があると
前回の記事でお話したが、それだけではない。
諸聖人の日のお菓子だってある。(日本でお彼岸におはぎを食べるのと一緒?)
外来文化のハロウィン(10月31日)のお菓子には、
カボチャの形をしたキャンディーやクッキーなどビジュアルに訴える物が多いけど、
諸聖人の日のお菓子には伝統的な物が多い。全国的に有名なのはウエソ・デ・サント(=聖人の骨)という甘~~い一口菓子。
骨のように白いマサパン(マジパン)生地(クリスマス菓子にも登場する
アーモンドプードル入りの柔らかい生地)の中には
骨の髄に見立てた?トロリとした黄身クリームなどが入っている。
他には、ブニュエロスというミニ・ドーナツ、
トリッハと呼ばれる西風フレンチトースト(これらは、四旬節にも登場するけれど・・)
そして、カタルーニャ地方で諸聖人の日のお菓子といえば、
一口菓子のパナジェッツが有名です。【パナジェッツ】
アーモンドプードル入りの甘い生地の外側に松の実をまぶすなど
ナッツをふんだんに使った、和菓子の練り切りにも似た一口菓子は、
この時季、お菓子屋さんやスーパーの目玉商品。
これまた小粒でもパンチのある甘いお菓子だが、
量り売りしている店も多いので、ぜひ味見してみてほしい。
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