カトリック国のスペインでは、クリスマス間近になると、
イエス・キリストの生誕シーンを再現した人形を飾ってお祝いしますが、
その人形の呼び名は2つあります。
「ベレン」(イエスの生誕地、ベツレヘムのこと)
またの名を
「ぺセブレス」(飼い葉桶、もしくは馬小屋のこと)
つまり、ベレン=ぺセブレスとは、
「ベツレヘム」の「馬小屋」で生まれた、
赤子イエスと、それを取り巻く人形飾りの事。
(さらに赤子イエスはゆりかご代わりの飼い葉桶で眠っています)
伝統的なベレン人形は、
クリスマスマーケットの露店で眺める事も出来ますが、
イブ前日の12月23日でクリスマスマーケットは終了してしまいます。
また、サンジャウマ広場では1月8日までベレンが展示されていますが、
今年の展示はアート仕立てで、伝統的なベレンとは程遠い物・・・。
そこで、ご紹介したいのが、
ペドラルベス修道院の地下にあるベレン=ペセブレスです。ここでは、生誕シーンのみならず、
イエスの生涯ダイジェスト版を ジオラマでご覧になれます。
(ここで ご紹介している画像は、ほんの一部です)
人形も景色も、ミニチュアながら迫力ある臨場感と繊細な美しさがあり、
聖書に興味の無い方でもウットリ見入ってしまう筈。ペドラルベス修道院自体も見る価値があるので、
お時間のある方は、ぜひ行ってみて下さいね。
通常展示なので、1年中見られる貴重なベレン人形です。
修道院博物館についての記事はコチラ⇒ペドラルベス修道院
ウェブサイトはコチラ⇒Monasterio de Pedralbes
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