4月23日は男性から女性にバラを贈るサンジョルディの日。カタルーニャ版バレンタインデーです。
なぜ恋人にバラなのか?というと、姫を救うためにドラゴンを退治した時、その流血から赤いバラの花が咲いたという英雄ジョルディの伝説に由来しているのです。そのドラゴン伝説発祥の地、タラゴナ県のモンブランでは、サン・ジョルディの日を記念して、中世祭が開催されます。
今年は4月20から10日間続くサン・ジョルディのお祭り、バルセロナからも日帰りで行ける!モンブランの中世祭をご紹介します。
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【サン・ジョルディ=セント・ジョージ】
そもそも、サン・ジョルディとは、どこの誰なのか?というと、古代ローマ末期の小アジア(現トルコ)の軍人、ゲオルギオス。キリスト教徒迫害により、303年に殉職した聖人ゲオルギオスをモデルにしたドラゴン伝説が11~12世紀頃から世界各地で誕生しました。(一説によると、日本神話のスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治もそのひとつだとか・・・)
聖人ゲオルギオスのカタラン名がサン・ジョルディです。ちなみに英名はセント・ジョージ。白地に赤十字のイングランド国旗はセントジョージクロスと呼ばれていますよね。
というわけで、英雄物語の主人公になったり、シンボルになったり・・世界的に大人気の聖人がサン・ジョルディなのです。【城壁の町の中世祭】
連れ去られた姫を助けるために、たった一人でドラゴンに立ち向かった英雄ジョルディ。ついに彼の剣がドラゴンの心臓を一突きすると、その流血から愛と友情の証である赤いバラが咲きました・・・という物語が、モンブランの城壁の入り口に記されています。
この城壁をくぐると、そこは中世だった!街も露店市場もイベント・パフォーマンスも、かの時代へタイムスリップ~~。レストランでもフォークやナイフは出てきません。中世の慣わしにより手掴みで豪快にどうぞ!
【中世祭の楽しみ方】
10日間続くお祭りですが、イベントが集中するのは土日です。中世の露店市場、騎士ジョルディの巡回パレード、鷲使いのパフォーマンス、動物ふれあい広場に、弓矢体験やポニーなどなど。有料・無料の劇なども用意されています。
バルセロナから日帰りする場合は、朝早く出かけて城壁内を散策し、お昼に中世の手掴み料理を堪能、その合間にイベントも見て回る・・というのがオススメのコースです。
【バルセロナからのアクセス】
車で行くのが一番便利ですが、電車でも日帰り可能です。但し、早朝の便で出かけましょう。
BARCELONA-ESTACIO DE FRANÇA | 06.47 | |
BARCELONA-PASSEIG DE GRACIA | 06.57 | 06.59 |
BARCELONA-SANTS | 07.03 | 07.06 |
MONTBLANC | 09.07 | 09.07 |
サンツ駅から7:06発、モンブランには9:07着。
その次の便で行くと到着は昼過ぎになるのでお勧めしません。
*モンブランからバルセロナへ帰りの便は14:03/16:34/18:34発。
【モンブランの中世祭まとめ】
サンジョルディのドラゴン伝説発祥の地、モンブランの中世祭。
今年の開催日は4月20日(金)~4月29日(日)。
但し、イベントが集中するのは4月20日(土)21日(日)28日(土)29日(日)
バルセロナから行くなら早朝出発を!
中世祭の詳細はコチラ⇒Montblanc Medieval。
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