ワイナリー訪問記の第三弾は、由緒ある伝統と革新のワイナリー、
マルケス・デ・カセレスをご紹介します。
場所はリオハ・アルタ、セニセロ(=灰皿)という面白い名前の町にあります。
【リオハなのにカセレス公爵?】
ワイナリーの敷地内は麗しいの一言。さすが、公爵(マルケス)のワイナリー!あら?でも、ラ・リオハ州のワイナリーなのに、
なぜ、カセレス(エストレマドゥーラ州の都市)の公爵なのでしょう?古くからスペインでワイン業を営んでいたフォルネ家は、
スペイン内戦時代にフランスへ逃れ、
ボルドーなどでワインの知識経験を広げます。
その後、内戦の治まったスペインへ戻り、ワイナリーを始めた
エンリケ・フォルネ氏に協力してくれたのが昔からの友人カセレス公爵で、
名前を使う許可を頂いたようです。そんなワイナリーの歴史やこだわりを聞きながら、見学は進みます。樽のデザインも一味違いますね。小さなコルクも上質なワイン用の物だと、1個1ユーロはするらしいです。【テイスティングは選べる3タイプ】
このワイナリーの訪問&ティスティングは3タイプあり。
見学は皆一緒ですが、試飲するワインによって値段が変わります。
私は15ユーロのワイン4種類ティスティングを選択しました。
*他に、8ユーロ(試飲2杯)、10ユーロ(試飲3杯)もありました。
まず最初に、樽で発酵させた白のANTEA。酸味が強めです。
「少し残しておいて、後でもう一度試飲してみて下さい」
って、ガイドさん、もっと早く言って下さい。
既にほとんど飲み干しちゃいましたよ・・(汗)。
次に、赤のグランレセルバ。定番の人気ワイン、安定した美味しさです。
続いて、MC。ガイドさんは「かなり強い香り」と仰ってましたが、
私には程よい甘い香り、個人的にかなり好みでした。
最後のGAUDIUM、スペインのワイン@2014で最高の評価だったそうです。スパイシーでタンニンが強いというか、味も香りも濃い!
このワインと同等評価の他社ワインは10倍位のお値段がするとか。
ちなみにワイナリーのショップでは34ユーロで販売してました。
日本でのお値段はいか程でしょうね・・。
そうそう、最初に飲んだ酸味の強い白なのですが、
最後にもう一度飲んでみたら、とても甘~~く感じました。
フルーツグミみたいな味と香りで、食事の後に飲んでも良いかも。【ワイナリーのまとめ】
マルケス・デ・カセレスは、その名のように、
ワインも雰囲気も最高のワイナリーでした。
お土産には1杯で2度美味しい白だけ購入しましたが、
上質の赤3種も美味しかった・・お金を貯めて出直します(涙)。ワイナリーのウェブサイトはコチラ⇒Marqués de Cáceres
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