展示4日目で首無しフランコ像が破壊撤去

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2016-franco-derribo-2首の無い独裁者フランコ像がバルセロナの町に現る!という記事を昨日書きましたが、その数時間後、複数の若者が首無し像を倒して破壊。公開から4日目、物議を醸した彫像は市によって撤去されました。

フランコ独裁政治時代の市民への重圧(拷問など・・)にスポットを当てた特別展示のシンボル(?)として登場した像でしたが、元々は彫刻家Josep Viladomatによる1963年の作品で、頭も勿論付いていた騎乗のフランコ像でした。当初はモンジュイック城に展示されましたが、1985年にペンキをかけられる事件があり、軍事博物館へ移動。2008年にはその役目を終えて市の倉庫へ保管されました。しかし、2013年、何者かによって首が斬られたそうです。犯人は未だ不明とか。2016-franco-sin-cabeza-1ちなみに、今回、首無しフランコ像がボルン・カルチャーセンター前に設置されていた4日間、倒される前にも様々な”活動”がされました。生卵を投げつける、ダッチワイフを乗せる、ペンキをかける、豚の頭を乗せる、カタルーニャ独立旗を掲げる・・などなど。

しかし、それを訴える動きは無かったそうです。警察官を横目に卵を投げた人もいたそうな。像を転倒破壊した若者については人物特定を急いでいたようですが、そちらも調書を取るのみ。展示した側も、こんなに騒ぎが大きくなるとは・・・と、困惑していたのでしょうか。2016-franco-derribo-1忌まわしい独裁者の像は跡形も無く撤去されたという事なので、その前日に見に行った私はラッキーでした。

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