今日は、1年で一番日の長い、夏至。
ヨーロッパではこの夏至の日から「夏」という括りになりますが、夏到来のお祭りといえば、6月24日のサン・フアンの日(カタルーニャでは祝日)。
正確にいうと、前日23日の日が沈む頃から、花火や爆竹、焚火などで、一年で一番短い夜をお祝いします。
【サン・フアンの前夜祭】
子供達の夏休みが始まる時期という事もあり、サンフアン前夜祭は子供も大人も一緒になって、夜遅くまで楽しみます。
カタルーニャ地方では「サン・フアンのコカ」と呼ばれる甘いお菓子を食べる習慣も。
菓子パン風からパイまで色々なタイプがありますよ。
【サン・フアンって誰?】
サン・フアン(=聖ヨハネ)はイエス・キリストに洗礼を授けた聖人ですが、聖母マリアとヨハネの母エリサベトは親戚(従姉妹?ハトコ?)らしいので、イエスとヨハネも遠縁という事になりますね。
しかも、どちらも受胎告知を受けての誕生で、誕生日は半年違い。
他の聖人は殉教日をお祝いしますが、サン・フアン(聖ヨハネ)の日は誕生日をお祝いするのも特別です。
【バルセロナのサン・フアン前夜祭】
サン・フアンの前夜祭には、町のあちらこちらで焚火が焚かれます。
カタルーニャでは、ピレネー山脈のカニグー山の山頂から松明が灯されトーチリレーされる行事が50年ほど続いており、バルセロナのサンジャウマ広場では、ヒガンテス(巨大人形)や鷲人形などがトーチを迎えるイベントがあります(17:00-19:00。松明の到着は18:30)。
テレビの生中継もあるそうで、まるでオリンピックの聖火みたい?また、人出の多いバルセロネータ(海岸)などでは毎年朝まで盛り上がるようです。
爆竹などに気をつけてお出かけ下さいね♪
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