暦の上で夏が始まるのは、日本では5月の立夏ですが、欧米では夏至の日からが夏の括り。一年で一番日照時間の長いこの時期、6月24日のサン・フアン(洗礼者ヨハネ)記念日の前夜23日は、スペインでも夏至祭として盛り上がります。
花火や爆竹、焚火など「火」にまつわる催事で祝う習慣は、キリスト教以前の古来から、太陽の恵みと豊作を祈って行われた夏至祭に由来します。「ピレネー山脈の夏至の火祭り」はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。(その記事は⇒コチラ)
カタルーニャでは、ピレネー山脈のカニゴー山の山頂から松明が灯され、各地へ届けるトーチリレーがあります。バルセロナでもサンジャウマ広場に聖火が到着し、サンファン前日の夕方から記念イベントが催されます。
その後、サン・フアンの聖火はバルセロナ市内各所へ分配され、各地域の前夜祭を盛り上げます。
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【サンフアン前夜祭=夏至祭】
6月23日(土)@サンジャウマ広場
【プログラム】
17:00 フィエスタ開始、サルダーナス(ダンス)。
18:30 聖火到着。
18:35 鷲人形とヒガンテス(巨大人形)の歓迎ダンス。
18:45 メッセージ。
19:00 各地区への聖火分配開始。
イベント詳細はコチラ⇒sant joan-2018-pdf
街中爆竹音で賑やかな夜です。うるさくて眠れない方は、この際一緒に遊んでしまいましょう♪
また、この日に食べるお菓子といえば、「サンフアンのコカ」。大判の菓子パンやパイですが、これをみんなで切り分けて頂くのがサンフアンのお楽しみのひとつです。
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