スペイン伝統のクリスマス菓子といえば
板菓子トゥロンも有名ですが、
粉菓子の「ポルボロン」と「マンテカド」も外せません。
サクッと焼けた粉菓子を口に含むと、
ホロホロッと粉(polvo)がこぼれる。
袋を開ける前に手でギュッと握って
固めて食べるのが好き・・という人もいるけれど、
私はそのままの食感を楽しむサクホロ派。
【アンダルシア州発祥のお菓子】
マンテカドが生まれたのは16世紀のアンダルシア。
発祥地については、セビージャ県のエステパ説と
マラガ県のアンテケラ説があります。
養豚所の多い地方で、あり余るラード(manteca)を利用して
お菓子を作ったのが始まりのようです。
(スペインのお菓子にはラードを使った物が結構ある)
【マンテカドの種類】
マンテカドの主な材料は小麦粉、砂糖、ラード。
これに、シナモン、レモン、カカオ、ゴマやココナッツなど、
それぞれのフレーバーを加えて丸く型取って焼く。
材料を混ぜる前に予め小麦粉に焼き色をつけるのが美味しさの秘密(?)
ポルボロンはマンテカドの一種という括りだそうだけど、
ポルボロンは楕円型で粉にアーモンドプードルが多めに加えられているのが
他のマンテカドとの違いだとか。
【箱か量り売りか】
色々なフレーバーを味見したければ、アソートの箱も良いけれど、
フレーバーの好き嫌いがあるなら、
スーパーや菓子店の量り売りで好きな物だけ選んで買うのがお勧め。
ポルボロンだけの箱もある。
ちなみに、ラードの代わりにオリーブオイルを使った物もある。
コレステロールの気になる人にはお勧め?
ポルボロンとマンテカドは、クリスマス菓子の中では
安価でカロリーも低め!(他がもっと高カロリーっていう話だが。。)
噛まなくても勝手に崩れて呑み込めるので
子供からお年寄りまで皆で食べられるお菓子ですよ♪
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