高額当選の出た宝くじ売り場では、売り上げが伸びる、
そして、購入が増えれば大当たりの出る確率もさらに増えてゆく
・・・というのは、誰もが理解出来る数字のお話。
有名なマドリッドのプエルタ・デル・ソルや
バルセロナのランブラスの宝くじ店で
毎年長蛇の列ができ、大当たりがよく出るのは、
大都会の中心地で元々購入者が多かったから、
当たりが出やすいのも当然の話。
しかし、カタルーニャの片田舎で、
大都会に負けない大セールスを誇る宝くじ店がある。
その町(というか村)の名は「Sort」。
カタラン語で「幸運」を意味する
人口2千人ほどの田舎町の奇跡をご紹介しよう。
【当たり続ける宝くじ店】
カタルーニャ州、レリダ県のSort(発音はソルトとソルの間、「ソル(t)」)。
ラフティングなどのスポーツも楽しめる、よくある山間の、のどかな田舎町。
その小さな宝くじ店で1994年、
クリスマスの宝くじに次ぐ人気の、Lotería de Niño(子供の日の宝くじ)で
1等が出た!と、注目されました。
が、偶然の幸運は、これだけでは終わらなかったのです。
1996年、1998年、2000年と、次々に大当たりが出て世間を騒がせます。
さらに、2003年、2004年、2007年には
国最大のLotería de Navidad(クリスマスの宝くじ)の1等が出て、
幸運村の宝くじ人気は不動の物となりました。【黄金の魔女が幸運を引き寄せる?】
この奇跡をもたらしたのが、「黄金の魔女」です。
初めて大当たりを出した年の僅か2年前に、
宝くじ店の名前を「Bruixa d‘Or」(=黄金の魔女)と改名していたのです。
スペイン人はよく「魔女は幸運を呼ぶ」と言いますが、
まさに幸運を呼びまくりの魔女様ですね。
国の内外からウェブサイトを通しての購入が多いそうですが、
遠くから車を飛ばして店へ直接買いに来る客も結構いるそうで、
宝くじを手に、幸運の女神・・・じゃなかった、幸運の魔女像と
願掛け記念撮影するのがお決まりだそうな。
黄金の魔女の宝くじサイトはコチラ⇒Bruixa d’Or
スペインの宝くじについては前回の記事をご参照下さい。
Sponsored Link
コメント