ブルゴス県のアタプエルカでは
ヨーロッパ最古といわれる35万年以上前の人骨が発掘されたそうだ。
この考古学遺跡はユネスコ世界遺産なのだそうだ。
・・・今まで知らなくて、すみません。
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【アタプエルカ考古学遺跡】
場所はスペイン北部、カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県のアタプルカという村にある。
何もない吹きさらしの風景にポツンと建つセンター(展示物はあるが、だだっ広い)。
そのうち、わらわらと人が集まり、バスで遺跡見学へ出発。
急な階段や坂道もあるので歩きやすい服装と靴で行こう。
ヘルメットを被っての見学となる。ネアンデルタールの祖先といわれるアラフォー人骨、
ミゲロン(男性名「ミゲル」の愛称)のレプリカを手に説明してくれる女性ガイドさん。世界遺産とはいえ、発掘は夏期間のみボランティアの方だけで行われている。
アラフォーの人骨ミゲロンも、実は女性の人骨では?
という見解が強まっているなど、発掘、研究によって学説も変わってきているそう。
「人類初?お墓説」や「人食い説」などもあるけれど、
そこからまた様々な歴史背景が想定出来るのだそうで・・・
例えば、敵対する部族間で罠を掛け合い、
捕えられた者が見せしめに殺されて食われたのかも?(怖)
その争いの原因は人が増えて食物が足りなくなったから?(なるほど)・・などなど。↑入れそうで入れなかったこの場所・・時期によって見学内容も違うのかな?(残念)
【考古学パーク】
考古学遺跡を見学後、考古学パークへ。遺跡は無いけれど、
原始時代の生活を垣間見るような興味深い内容です。
ガイドさんが原始の手法で火をおこす(!)など、拍手喝采の場面も。他にも、壁画を描くとか、
↓狩猟の槍投げ(夫の親方が挑戦!)とか
・・・想像以上に面白かったです。
この日の見学グループは大人だけでしたが、ファミリーで行っても楽しめそう。
【アタプエルカ見学のまとめ】
目玉の考古学遺跡だけ見る事も可能ですが、
車が無いと見学バス発着所のビジターセンターまで行くのは大変です。
(公共の至近バス停からは12km位あるらしい)
しかし、心配はご無用!
ブルゴス市内にある「人類進化博物館」発着で
遺跡とパークを回るセット見学もあるのだそうで、
これなら車無しの方でも安心、便利です。
注意点としては、
人数が集まらないと遺跡見学は出来ないので、予め電話予約しましょう。
見学内容も随時変わる可能性があるので確かめてからお出かけ下さいね。
(上記見学の内容は2015年10月のものです)
アタプエルカのウェブサイトはコチラ⇒Fundación Atapuerca
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