2018年のクリスマス宝くじのCMオンエアが始まりました。今年の物語は、時間に閉じ込められて同じ日を延々と繰り返す米国映画「恋はデジャ・ブ」(1993年)のクリスマスバージョンです。
Sponsored Link
【CMあらすじ】
カギ屋のフアンはケチで不愛想な男。人づきあいを極力避け、閉店間際に駆け込んで来る客を追い返すのも日常茶飯事。
馴染みのバルの女主人から「宝くじをシェアしましょう(=当たったら山分けよ)」と提案されても、「シェアなんかしないで貰っておくよ」と、宝くじをポケットにしまい込むフアン。そして迎えた宝くじ当選番号抽選日の12月22日、何と、宝くじは大当たり!
いつものように家に帰り、少し贅沢した一人飯で祝った翌朝、いつものように目を覚ますと・・アレ?また12月22日だ。宝くじ大当たりは夢だったのか?しかし、この日もまた同じ流れで同じ番号の宝くじが大当たり。その翌日(抽選日の繰り返し)からは欲張って複数枚の宝くじを買い占めるフアン。
最初は幸運の連続を楽しんでいたものの、同じシナリオを繰り返す事に疲れて、宝くじを買い占めるのはもう止めた・・そんな時、バルで隣に座っていた女性の不幸な身の上話を聞いてしまう。しかも、先日自分が店から追い返した女性ではないか。
「宝くじをシェアしましょう」と、フアンはポケットから宝くじを取り出す。女性は辞退したが、もちろん宝くじは大当たり。「私達のくじが当たりましたよ」と言うフアンに女性は抱きついて感謝する。そして、次の朝フアンが目覚めたのは・・抽選日の翌日、23日。清々しい朝だった。【クリスマス宝くじ】
スペイン人のほとんどが1枚以上の宝くじを買う、賞金も売り上げも最大の宝くじで、還元率や当たる確率も高いのが人気のカギ。今年は賞金総額23億8千万ユーロ(約3046億4千万円)。1等当選賞金は、20ユーロ券で40万ユーロ(約5120万円)になる。(*1ユーロ=128円で計算)
宝くじの値段は一組200ユーロだが、個人では1/10券のdécimo(20ユーロ)を買うのが一般的。会社やバルなどでは同じ番号の宝くじをまとめて用意して従業員やお客に売り、みんなで同じ番号をシェアする=夢や喜びを分かち合うのが年末行事のひとつとして定着している。もちろん、当たりのよく出る宝くじ店にも長蛇の列ができる。
スペイン在住の皆様、今年は夢を買いますか?アナタにも私にも、幸運の女神が微笑みますように・・・
Sponsored Link
コメント