復活祭前の四旬節(クアレスマ)はイエス・キリスト受難の時ですが、
スペイン各地方に四旬節~セマナ・サンタの伝統菓子というのがある。
バルセロナを始めとするカタルーニャ地方で有名なのは
「ブニュエロス」こと ミニドーナツ。ふわりとしたプレーンと各種クリーム入りドーナツがあり人気なのだが、
店によっては水曜日と金曜日だけ販売している。
なぜかというと、灰の水曜日(四旬節の初日)と
聖金曜日(復活祭の2日前)には断食の伝統があったそうで、
その時の空腹を我慢するために食べていた小さなお菓子だったから。他の地方でも、四旬節~セマナ・サンタの伝統菓子といえば
小麦粉、卵、植物油、ハチミツなどが使われた腹持ちの良い物が多い。
全国的に特に有名なお菓子を挙げると、「トリッハ」こと西版フレンチトーストだろうか。
日本で馴染みのあるフレンチトーストとの違いは、
バターではなくオリーブオイルを引いて焼く事(一般的なレシピ)。
他にも、薄いかりんとうのように小麦粉を捏ねて揚げて
ハチミツをかけた「ペスティーニョ」や
牛乳で米を甘く煮た「アロス・コン・レチェ」(日本人にはやや不評)
などが定番のようだ。
カフェテリアで運よくクアレスマのお菓子に出会ったら、
コーヒーやチョコラテと共に頂いて小腹を満たしましょう♪【ランキングに参加しています】
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