3月3日はスイーツ祭ことサン・メディル祭。
馬と飴玉のパレードで親しまれるローカルなお祭りです。
このお祭りの由来は、19世紀に遡ります。
グラシア地区のパン屋のご主人ジュセップ・ビダル氏は、
しばらく 健康が思わしくなく困っていました。
そこで、もしも回復したなら、
崇拝する聖人メディル(バルセロナ近郊出身の農民聖人)の日である
3月3日に小聖堂へ巡礼に行く事を宣言。
1830年、晴れて体調を回復したご主人は
馬に跨り近郊の小聖堂へ毎年巡礼に行くようになります。
家族や友人、また噂を聞いた人などが年々仲間に加わり、
1853年には巡礼参加者が300名もに膨れ上がって、
地元の新聞に取り上げられるほど有名な行事となりました。
1856年、ビダル氏は病気で亡くなりましたが、
サン・メディルの巡礼祭は今もなお
グラシア地区に生き続けています。
サン・メディルのパレードは3月3日の朝・夕2回。
朝9~13時頃(グラシア地区~小聖堂のある郊外サン・クガット)と
夕方(グラシア地区のみ)。
夕方のイベント時刻は定かではありませんが、
辺りが暗くなる20時過ぎ頃終了だったような?
運良くこのパレードを見かけたら
バルセロナ市民に混じって飴玉をキャッチして下さいね。
バルセロナには飴玉をばら撒くパレードが多いですが、
祭りの創始者がパティシエだった事もあり、
子供達にも人気の甘い甘いお祭りなのです。
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