今年もぺルセウス座流星群、
通称「サン・ロレンソの涙」の季節がやってきました。
今週は流れ星が沢山見られますよ。
海水浴や野外コンサートも良いですが、
星降る夏の夜空を観測するのも一興です。
予報でお天気を確かめてからお出かけ下さいね。
【流れ星=サン・ロレンソの涙?】
時は、キリスト教が弾圧されていた3世紀半ば。
ローマ教皇の執事として教会財産の管理を任されていたのが、ウエスカ(現スペインのアラゴン州ウエスカ県)出身のロレンソ。
キリスト教徒迫害の手は教皇にも及び斬首刑に。
教会の全財産を引き渡すよう命じられたロレンソは、財をまとめるため3日の猶予を願い出て、その間に貧しい人々に施し、教会の財産を分け与え・・財産引き渡しの期日には、既に教会の金庫はスッカラカン。
皇帝の怒りを買ったロレンソは鉄格子の上で火あぶりの刑に処されますが、処刑中のロレンソが「もうこっちは焼けたから、ひっくり返しておくれ」と言ったという伝説があります。
8月10日が殉教日という事から、スペインでは、この時期に見られるペルセウス座流星群を「サン・ロレンソの涙」と呼んでいます。【バルセロナ周辺の天文台で観測するなら】
Observatori Fabra
夜の観測には電話予約が必要。
また、9月までの火~土曜日は、夕食付観測会もある。
バルセロナの中心からでも公共の交通機関(電車・ケーブルカーなど)を乗り継いで行く事が可能。
他にも、バルセロナからは遠出になりますが・・
Parc Astronòmic Montsec
月曜休み、18:00-02:00。バルセロナからのアクセスには車が必要。
Observatori de Pujalt
12日・13日の夜は無料開放されるようだ。また、13日、20日には夕食付の観測会(要電話予約)もある。こちらもバルセロナから行くには車が必要。
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