映画「パフューム ある人殺しの物語」

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perfume-1ミステリーと呼ぶにはあまりにも面白い(?)
匂いに囚われた男の数奇な物語。
舞台はフランスだが撮影の大半は
バルセロナを始めとするカタルーニャ地方で行われている。
ベストセラー小説を映画化した2006年制作(日本公開2007年)の
ドイツ・フランス・スペイン映画。

【あらすじ】 (ネタバレ注意)
舞台は18世紀のフランス。
パリの魚市場で悪臭が充満する魚の中に産み落とされたジャン・バティスト・グルヌイユ。
母親は遺棄罪で死刑になり、孤児院へ送られたジャンは職人の丁稚奉公に出される。

ある日、使いに出された街で芳しい香りに惹きつけられたジャン。
その理想の香りの主は赤毛の少女だった。

ただ、匂いを嗅ぎたいだけだったのに・・
変態の急接近に慄いた少女を誤って窒息死させてしまう。perfume-2いつまでも嗅いでいたい彼女の匂いが消えてしまう、
(死んだ少女の)香りを留めて再現したい・・
落ちぶれ調香師バルディーニに弟子入りしたジャンは
天性の嗅覚で才能を開花、バルディーニはかつての人気を取り戻す。

しかし、乙女の体臭フェロモン抽出研究にあくなきジャンは、
香水の町グラースへ。
その頃、町では美しい少女が殺される事件が相次いだ。
最後のエッセンスに相応しい美少女は、香水商リシの娘、赤毛のローラだが・・・。

【ロケ地】
魚市場のシーンはバルセロナのゴシック地区、
ラストの乱交シーンはスペイン村、
オルタ地区の迷路公園でも撮影されている。

バルセロナの他には、
ジローナ、フィゲラス、バサル、カンタロップ、タマリ、トルトサ・・
と、カタルーニャ・ロケは2ヶ月間。

ジャンとバルティーニの調香シーンは
ミュンヘンのスタジオで15日間程撮影。

【感想】
主役のベン・ウィショーがハマり役。
彼の鼻孔を通してスクリーンからニオって来そうだ。
バルディーニ役にダスティン・ホフマン、
リシ役に故アラン・リックマン、という いぶし銀俳優が脇を固める。
おぞましい香りフェチで愛に関しては無知な男の摩訶不思議なお話、
個人的には超お勧めだけど、分別臭い方は観ないで下さい。

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