クリスマス人形「ベレン」を見よう@11月末~1月初め

belen-14-2カトリック国スペインで、クリスマスのお飾りといえば
イエスの誕生シーンを再現したベレン人形(またの名をペセブレス)。

聖母マリア、父ヨセフ、赤子イエスは必須人形。
(雛人形のお雛様とお内裏様くらい重要)

余裕があれば、ロバ、天使、東方の三博士(3人官女的な?)、
それに、イエスの生誕地であるベレン(=ベツレヘム)の背景など・・
毎年クリスマスマーケットを覗いてはアイテムを買い足し、
家族みんなで楽しく飾るのが習慣です。

今回は、家で飾らない人も観光者でも楽しめる、
バルセロナでクリスマス飾り「ベレン」が見られる場所をご紹介します。peseble-3【バルセロナでベレン人形を見る】
クリスマス間近になると、市内数ヶ所でペセブレスが展示されます。
その中でも特に有名なのが、サンジャウマ広場。
毎年趣向を変えて登場、広場の真ん中にあるので気軽に見られます。
また、教会や博物館、パブリックセンターのベレン人形もそれぞれ見応えあり。

カトリック国のクリスマスシーズンは
東方の三博士がイエスに贈り物を届けた
(よって子供達にもプレゼントが届く)1月6日までなので、
イルミネーション同様、新年までご覧になれますよ。san jaume-xmas【ペセブレス展示情報】
【サンジャウマ広場】
11/27-1/6 10:00-22:00
今年のベレンは絵本のお話仕立て?という噂。屋外展示で無料。

ペドラルべス修道院住所 C/Bajada Monestir 9
12/13-2/2 土日10:00-17:00、平日10:00-14:00の展示。

【Sala Ciutat】 住所C/Ciutat 2(最寄りメトロ駅Jaume I)
12/4‐1/6(12/25日休み) 11:00‐20:00
ラテンアメリカのベレンが展示される。入場無料。

【Centre d’Artesania Catalunya】住所 C/Banys Nous 11
(最寄りメトロ駅Liceu, Jaume I)
ベレンのジオラマ展示は12/16‐1/10
10:00 ‐ 22:00(12/25-26,1/6は14:00まで)
展示前の11/20-12/15には、設置の工程を見ることが出来る。入場無料。belen-08-1【ランキングに参加しています】
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クリスマス菓子☆トゥロン

turron-variadoトゥロンとは、ナッツをふんだんに使った甘い甘~い板状のお菓子。
クリスマスケーキを食べる習慣の無いスペインで、
クリスマスにいただくお菓子の定番といえば このトゥロンなのです。

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【トゥロンの歴史】
少なくとも11世紀のムスリム圏では、
アーモンドとハチミツを使ったお菓子、
元祖トゥロン(?)の存在を示す記録があります。

そのお菓子がイスラム勢力と共に地中海沿岸に伝播、
スペインのトゥロンは15世紀頃、アリカンテで誕生しました。

アリカンテ県の中でもJijona(またはXixonaと呼ぶ)町が名産地で、

砕いたアーモンドで作られる
Turrón de blando(=軟らかいトゥロン)の別称が
Turrón de Jijona(=ヒホナのトゥロン)、

全形アーモンドをヌガーで固めた
Turrón de duro(=硬いトゥロン)の別称が、
Turrón de Alicante(=アリカンテのトゥロン)。PENTAX Image・・・と、スペイン「伝統のトゥロン」は大きく2種類に分けられます。

また、アリカンテの16世紀の文献に
「クリスマスにはトゥロンを食べて祝う」と記されており、
その頃からクリスマスの特別なお菓子だったようです。dulce-navidad-1【トゥロンのバリエーション】
現在はスペイン各地で作られているお菓子ですが、
特に生産量が多いのは、アリカンテ、バレンシア、リェイダの3県。

正統派の「トゥロン」の材料は、
ローストアーモンド、砂糖、ハチミツ、そして卵白を使う物もあります。

以上の材料で作られる、
前出の「軟らかいトゥロン」、「硬いトゥロン」の定番2種の他にも、
ヘーゼルナッツ、松の実など別のナッツやドライフルーツを使った物、
また、新しいタイプのトゥロンが続々登場して毎年消費者を惑わせます。
その中からいくつかを挙げると・・・dulce&vino-11-3クレマ・カタラナ風、表面の卵黄クリームに焼き色をつけた「ジェマ」、
ココナッツ風味の「ココ」、ドライフルーツなどの入った「マサパン」など
・・・以上は、いずれもテクスチャーが練り物風で軟らかめ。

チョコレート系のトゥロンも各メーカーが競って出しており、
「トリュフ(trufa)」「プラリネ」から、ナッツやシリアル入りの物まで。

毎日違う物を食べてもクリスマスシーズン中に試食し切れないほど、
沢山の種類のトゥロンがあります。

【どこで、どう買う?】
スーパーでもお菓子屋さんでも、この時期トゥロンは花形商品です!
市販品は板状の長方形か円形。
大判の長方形に固めたトゥロンをドドーンと並べて
量り売りしているお菓子屋さんもあり。
もちろん、板状にカットしてくれますよ。

centro-xmas-4baul-torron-3
【バルセロナで買うなら?】
同じカタルーニャ州の名産地、リェイダ県の町Agramuntの
トゥロンの店Vicensが有名で、バルセロナ市内にも店舗は沢山あります。
デパートやランブラス通りにもお店があるので覗いてみては?
好みのトゥロンを食べやすくカットして、
クリスマスの食卓を飾りましょう♪turron-plato-1【ランキングに参加しています】
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クリスマスプレゼント=うん●?丸太人形ティオ

navidad-barcelonaカタルーニャ地方でクリスマスプレゼントの配達人といえば?

近年は外来文化「サンタクロース」の人気も定着していますが、

伝統的には、「丸太人形のティオ」がプレゼント配達人です。
(人ではありませんね・・)

丸太に、にこやかな顔と脚を付けて
カタルーニャの民族帽子バレティーナを被ったティオ(Tió)は、tio08-2クリスマス間近になると
各家庭の居間で、寒くないよう毛布を掛けられ、
お菓子を供えられるなど良きに計らわれます。

しかし、イブの夜になると・・・

「うん●を出せ、ティオ」

と、プレゼントを催促する子供達に棒で小突かれて、
これまでの御恩を うん●・・いや、プレゼントで返してくれる(?)
シュールなクリスマスの風物詩です。

・・・浦島太郎の亀もビックリだよ。

【キリスト教伝来前からの風習?】
元々は丸太を小突くのではなく燃やしていたようですが、
カタルーニャ以外にも、ガリシア地方やフランス、英国の一部でも
同様のクリスマス伝統習慣があったそうです。

木を使うクリスマスデコレーションという点では
クリスマスツリーと共通しますね。

【丸太のティオのシナリオ】
幼い頃に、まだサンタクロース文化が定着していなかったという
中年世代の人に話を聞くと、みんな
「信じていた」「プレゼント(うん●)に驚いた」
と、遠い目をして語ります。

敬虔なカトリック家には大概イエス像やマリア像があるので、

「イブの夜だから、(誕生日の)イエス様の像にお祈りしようね」

などと子供の気を逸らせている間に、
大人達がティオの毛布の下にプレゼントを隠し、
何も知らない子供が戻って来たら

「ティオにプレゼントを出してもらおう♪」

と、促すのが、一昔前ありがちだったシナリオ。

丸太の陰に隠れる位ですから大きなプレゼントではなく、
クリスマス菓子やナッツやドライフルーツ、
最後には塩漬けの魚まで出る事も。。。

「サンタさんからプレゼントが届いたみたい」っていうより、
「ティオがうん●(プレゼント)出してくれたね」の方が
内容的には面白いですよね(* ´艸`)PENTAX Image【クリスマス・プレゼント】
カトリック国スペインのクリスマスプレゼントというと、
赤子イエスに贈り物が届けられた東方の三博士の日(1月6日)に
子供達にもプレゼントが届く・・というのが昔からの伝統。

クリスマスイブに丸太人形のティオがくれるプレゼントは
食卓に出す前のお菓子などが主だったようです。
(外来文化のサンタが登場するまでは・・)

普通にクリスマス菓子を食べるより、
ティオがお菓子をプレゼントしてくれた!
なんてイベントにした方が子供も喜びそうですよね。
こんなカタラン文化から、
うん●人形のカガネが生まれたのも頷けそう・・(^-^;

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